ニュース 運輸 作成日:2018年11月19日_記事番号:T00080467
呉宏謀交通部長は16日、18人が死亡する脱線事故を起こした台湾鉄路(台鉄)の特急列車、プユマ(普悠瑪)号に来年末までに、列車の速度超過を防ぐ自動列車防護装置(ATP)がオフ時に、強制的に減速させる装置を導入すると表明した。関係者によると、ATPオフ時の速度を時速65~80キロメートルに抑える方針だ。17日付聯合報などが報じた。
国民党立法院党団(議員団)書記長の曽銘宗立法委員(前右)らは、統一地方選挙前に調査結果を公表するよう、交通部に押し掛け抗議した(16日=中央社)
呉交通部長は、装置は台鉄と中央研究院(中研院)が共同開発すると説明した。導入までの間、事故を受けて行っているプユマ号の運転士2人による運行体制は続ける。特急列車のタロコ(太魯閣)号と自強号の一部にも来年末までに導入し、その他の列車にも2022年末までに導入する計画だ。
呉交通部長はこの他、来月から一部深夜早朝便の運行停止や運行区間短縮などによって夜間保守作業の時間を増やす他、来年4月をめどにATPの状態を運転指令所に伝える遠隔監視システムのノイズ問題解消を図るなどの改善策も示した。
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