ニュース 電子 作成日:2018年11月21日_記事番号:T00080502
半導体メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)は、ハイエンド製造プロセスの生産能力拡充に142億300万台湾元(約520億円)の設備投資を行うことを董事会で決議しており、第4四半期に始動する予定だ。SLC(シングル・レベル・セル)のNAND型フラッシュメモリーなどを生産する12インチウエハー工場「Fab5」の製造プロセスを19ナノメートルに全面移行、NOR型フラッシュメモリーの製造プロセスを55ナノに移行する。21日付工商時報が報じた。
来年のメモリー市況について業界では、低容量のNOR型フラッシュメモリーは供給過剰となり、価格の下落が見込まれるが、中~大容量NOR型フラッシュメモリーおよびSLC・NAND型フラッシュメモリー価格は安定的に推移すると予想されている。
なお米中貿易摩擦が激化する中、政府や企業の間で中国製の電子製品の採用を控える動きが広がれば、NOR型フラッシュメモリーやSLC・NAND型フラッシュメモリーの調達先がマクロニクスなど台湾メーカーに切り替えられる可能性がある。
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