ニュース 電子 作成日:2018年11月21日_記事番号:T00080505
国家通訊伝播委員会(NCC)は20日、台湾で初となる第5世代(5G)移動通信規格の実験ネットワークの免許を亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)に付与したことを明らかにした。台湾も5G実用化に向けて大きな一歩を踏み出した。21日付工商時報が伝えた。
亜太電信は3.5GHz(ギガヘルツ)帯で100MHz(メガヘルツ)の連続する周波数帯を利用し、台北市内湖区や新北市土城区に実験ネットワークを構築する。
NCCの翁柏宗副主任委員によると、亜太電信以外に中華電信が今年7月、ネットワーク実験用基地局の免許を取得しており、中華電信に対しても、申請があれば実験ネットワーク免許を付与する意向だという。
中華電信は年末にも台北流行音楽中心、信義計画区、国際会議センターなどに5Gの実験ネットワークを整備する計画だ。
NCCの担当者は「5Gの世界基準がまだ完全には固まっていないため、どの設備を5Gに用いるのかはっきりしない。このため、まず実験ネットワークでテストを行う必要がある」と説明した。言い換えれば、実験ネットワークは実用化に向けた前哨戦であり、ネットワーク設備、端末、応用サービスなどはまず実験ネットワークでのテスト段階を踏む必要がある。
NCCは5Gの周波数帯入札と免許発給を2020年までに終える計画だ。対象は3.5GHz帯の270MHzの帯域と28GHz帯の2,500MHzの帯域だ。28GHz帯は周波数が高すぎ、カバー範囲を広げるのが難しいため、各社は3.5GHz帯で帯域獲得にしのぎを削ることになりそうだ。
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