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遠東航空、中台路線参入で中国側に贈賄か


ニュース 運輸 作成日:2008年6月11日_記事番号:T00008052

遠東航空、中台路線参入で中国側に贈賄か

 
 中台間で週末チャーター便運航が秒読み段階となる中、経営存続が危ぶまれている遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)が中国の無錫(江蘇省)、青島(山東省)への乗り入れを求めて、中国民航総局関係者に4,000万人民元(約6億2,000万円)のわいろを贈っていた疑いが強まった。11日付自由時報が伝えた。

 検察は拘束されているアンコール航空の台湾地区責任者、楼文豪容疑者の供述から贈賄疑惑を把握。遠東航空幹部が財務危機を知りながら、中国側への贈賄工作に行い、経営状況の悪化に拍車を掛けたとみて、同社幹部や送金担当者らから事情を聴く方針だ。

 調べによると、贈賄資金は3,200万人民元と800万人民元に分け、楼容疑者が海外に設立したペーパーカンパニー経由で中国に送金されており、華東地区の運航権を管轄する中国民航総局華東管理局の職員に渡っていたという。検察は楼容疑者の供述の信ぴょう性について慎重に捜査を進めている。