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ライブ配信17創業者、元恋人に800万元使われ告訴


ニュース 社会 作成日:2018年11月21日_記事番号:T00080522

ライブ配信17創業者、元恋人に800万元使われ告訴

 アプリを使ったライブ配信サービス「17直播(17ライブ)」といった革新的な事業を生み出し、「起業の天才」「インターネット業界の神童」などと呼ばれる著名な若き実業家、陳泰元氏(27)が、以前交際していた女性に自分のクレジットカードを勝手に使われ、800万台湾元(約2,900万円)を超える商品を購入されたとして女性を告訴した。

 陳氏は幼いころから学校を飛び級するなど優秀な頭脳の持ち主で、24歳の時に人気ミュージシャンの黄立成(ジェフリー・フアン)とともに「17直播」を開設。ほどなくして同事業の持ち株を手放すと、「取引手数料無料」をうたう世界初の仮想通貨取引所、コビンフッド(COBINHOOD)を創業し、4億元もの資金を調達して今年5月に正式に運営を開始した。

 そんな陳氏は昨年6月、自分の会社に勤める27歳の女性従業員と交際するようになった。しかし今年3月、彼はクレジットカードの明細書を見てびっくり。自分が保有するアメリカン・エキスプレスの最上位グレードのクレジットカード、いわゆる「ブラックカード」を恋人が使用し、シャネルのアクセサリーやエルメスのバッグなど高級ブランド品を計815万元分も購入していたことが発覚した。怒りのあまり警察に通報した。

 警察の調べによると、女性は今年の初めから3月初旬にかけて、台北101購物中心、微風広場(ブリーズセンター)、宝麗広場(ベラヴィータ)といった百貨店で高額商品を次々と購入。1日に155万元を使ったこともあったという。

 女性は警察の聴取に対し、2人一緒にブライダル店を訪れて結婚式について相談するほどの関係で、陳氏が自ら「いくら使っても構わない」と言ってブラックカードを渡してくれたと主張した。

 また女性は、このブラックカードを使用して買い物をした際、購入店に自分の個人情報を残すなど、隠蔽する素振りを全く見せていなかった。さらに女性は、カードを使用してネットショッピングも行っていたが、決済には陳氏がパスワードを教える必要がある。このため検察は、陳氏が女性にカードを使って買い物をすることを認めていたと判断。女性を不起訴処分とした。陳氏は思いがけない金額にあわてて告訴してしまったのだろうか?