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サムスンの5G攻勢、ファラデーに恩恵予想


ニュース 電子 作成日:2018年11月22日_記事番号:T00080527

サムスンの5G攻勢、ファラデーに恩恵予想

 韓国サムスン電子は、第5世代移動通信規格(5G)への移行に伴う巨大な商機を獲得するため、来年から5G基地局市場やスマートフォン用チップ市場で攻勢をかけるとみられており、証券業界は聯華電子(UMC)傘下のIC設計会社、智原科技(ファラデー・テクノロジー)がASIC(特定用途向けIC)の受注を得ると予想している。22日付工商時報が伝えた。

 サムスン電子はこれまで5Gインフラ分野で、中国の中興通訊(ZTE)や華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に後れを取っていた。しかし、米中貿易戦争の激化で、米国と豪州が中国製5G設備の使用を禁止し、諸外国が追随するとみられる中、サムスン電子は日本電気(NEC)と提携し、5Gインフラの開発を強化する構えで、今後シェアを伸ばすと予想されている。

 ファラデーは既にサムスンと提携関係にあり、サムスンから5G関連のASIC設計と量産を受注する可能性が高い。来年にはサムスンの支援で7ナノメートル製造プロセスによる生産を開始する見通しで、今年を上回る業績が見込まれている。