ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

TSMC南科5ナノ新工場で事故、「建設進度に影響なし」


ニュース 電子 作成日:2018年11月22日_記事番号:T00080528

TSMC南科5ナノ新工場で事故、「建設進度に影響なし」

 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が5ナノメートル製造プロセスを採用する南部科学工業園区(南科)Fab18工場の建設現場で21日午前、高所作業車からアルミ製のパイプが落下し、下にいた建設作業員(23)の頭を直撃する事故が発生した。これを受けて南科管理局は工事の一時停止を命じたが、TSMCは作業停止は一部エリアのみで、全体の建設進度に影響は出ないとの見通しを示した。22日付経済日報などが報じた。

 今回の事故で負傷した作業員は、意識がもうろうとした状態となり、すぐに台南市の病院へ搬送され緊急手術を受けた。術後の容体は安定しているが、集中治療室に入っている。

 TSMCのFab18工場は今年1月末に着工、第1期工場は2019年第1四半期に完工、20年初めに量産開始を予定している。今回の事故について同社は、建設会社に安全対策の強化を要請すると説明した。

 なおTSMCは「模範生」とみられており、今回の事故は業界で「意外」と受け止められている。