ニュース 商業・サービス 作成日:2018年11月22日_記事番号:T00080542
台湾最大のホテルチェーン、福華大飯店(ハワードホテルズ・リゾーツ・スイーツ)とJR東日本ホテルズ(幹事会社・日本ホテル、里見雅行社長)は21日、相互送客を目的に、営業提携契約を締結した。台北福華大飯店(ハワードプラザホテル台北)の清水啓一総経理は、外国人宿泊客に占める日本人の割合を現在の20%から30%まで拡大したいと語った。
日本ホテルの里見社長(左)とハワードホテルグループの廖董事長(右)が営業提携契約を交わした(YSN)
清水総経理は、訪台日本人は日系ホテルか日本にもある外資系ホテルを選ぶことが多く、台湾地場のハワードホテルグループはブランド認知度不足が課題だったと指摘した。廖慧明グループ董事長は、会員や利用客の日本旅行、出張に対しJR東日本ホテルズを案内したり、JR東日本ホテルズから多くを学びたいとコメントした。
両社は、相互のホテルにパンフレットを置いたり、ホームページにリンクを貼る他、将来はホームページで相互のホテル予約ができるようにする。また、相互の事務所内に営業拠点を設置し、旅行会社などへの営業を共同で行う。ハワードホテルグループの日本拠点設置は、来年2月を予定している。この他、スタッフに相互のホテルでフロント業務を担当させるなど、人材育成、研修でも協力する。
ハワードホテルグループは、シティーホテル・リゾートホテルの「ハワードプラザホテル」、宿泊特化型ホテルの「桔子商旅(オレンジ・ホテル)」「福泰飯店(フォルテ・ホテル)」で20軒、客室数3,500室を擁する。今年5月には宜蘭県に温泉リゾートホテル「礁渓山形閣温泉飯店」をオープンした。
日本進出も視野
22日付経済日報によると、ハワードホテルグループの廖東漢総裁は、東京の鉄道沿線など交通の便がいい立地に、客室数100~150室のホテルを建設する考えを示した。
廖総裁は、海外初進出で日本を選んだのは、日本を訪れる台湾人が年間延べ460万人に上るためと説明。高級ホテルは競争が激しいのでエコノミーホテルとし、ビジネスパーソンを中心に、台湾や中国など外国人観光客も狙うと語った。
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