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クリスマスまで1カ月、花市でポインセチアの準備


ニュース 社会 作成日:2018年11月22日_記事番号:T00080548

クリスマスまで1カ月、花市でポインセチアの準備

 中国語で「聖誕節」といえばクリスマス。その聖なる夜まで約1カ月に迫る中、台北花市(タイペイ・フラワーマーケット、台北市内湖区)では既に、「クリスマスフラワー」とも呼ばれ、このシーズンの風物詩となっているポインセチアの販促キャンペーンに向けた準備が進められている。今年は猛暑に見舞われたことから昨年に比べ生産量が少なかったものの、価格が高騰するほどではなく、ピンク色やクリーム色などカラーバリエーションも豊富になっているという。

 台北花市を運営する台北花卉産銷(TFA)の洪子傑課長によると、台湾域内における今年のポインセチア生産量は126万鉢と、昨年に比べ20%ほど減少した。原因は今年上半期に猛暑が続いたことで、一部の株に問題が生じたためだ。それでも需要には十分対応可能だそうで、最も一般的な直径5インチの鉢植えで卸売価格が150~250台湾元(約550~910円)、フラワーショップで購入した場合、包装費、アレンジ費を含め500元余りとなる。

 なおポインセチアといえば台湾の中国語では「聖誕紅」と書くように、赤い葉が緑の葉の上に映える「クリスマスカラー」で知られるが、実はこの花は台湾で流通するだけで30もの品種が存在し、ピンク色に染まる「プリンセチア」やクリーム色の「レモンスノー」など他カラーの品種も人気が高まっているという。

 この他、台湾で独自に開発された「旺徳福(ワンダフル)」という品種は、カラーこそ一般的な赤と緑の組み合わせだが、葉が丸みを帯びており、台湾人に幸福なイメージを与えるようだ。

 台湾花店協会(TFTD)の楊添得理事長によると、ポインセチアは世話が簡単で、定期的に水をやり、太陽の光に当ててやれば、3カ月はもつそうだ。1鉢購入してクリスマス気分を盛り上げてみてはいかがだろう。