宏碁（エイサー）は定価29万9,000台湾元（約110万円）のコックピット風ゲーミングチェア「プレデター・スロノス」を独身の日（光棍節、11月11日）セールで台湾市場に投入したところ、大きな関心を集めている。23日付工商時報が報じた。
エイサーの侯知遠アジア太平洋営運総部兼台湾区総経理。ゲーミング製品が成長しているアジア市場でシェア拡大に取り組む（22日＝中央社）
エイサーは現在、消費者、ゲームセンターの他、尾牙（忘年会）の抽選イベントの景品用に企業からも、購入に関する問い合わせを受けている。来年初めに出荷を開始する予定だ。納品に当たっては専門チームがスロノスを設置する場所に赴き、問題がないかをチェックした上で備え付けを行う。その後のアフターサービスも提供する。
エイサーはまた、台湾市場でゲーミング（ゲーム用）事業ブランドのロゴを「プレデター」から「プレデター掠奪者」に変更した。中国語の漢字を入れることで、消費者により親近感を持ってもらうことが狙いだ。
10月下旬にタイで行われた「タイランド・ゲーム・ショー2018」では、同国のプラユット暫定首相がスロノスに座って30分インタビューを受ける映像が放映され、タイ飲料最大手の企業が、同機を抽選キャンペーンの目玉にしようとエイサーに打診してきた。
