ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年11月23日_記事番号:T00080562
中国鋼鉄(CSC)は23日、来年第1四半期の鉄鋼価格を週明けの26日に決める予定と発表した。米中貿易戦争などを受け、市況を慎重に見極めるためで、価格を決める会合が2日がかりで開かれるのは設立以来初となる。6四半期ぶりの値下げとなる可能性がある。23日付経済日報が伝えた。
上場鉄鋼会社の幹部は、最近中国の宝山鋼鉄やCSCが出資しているフォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)の鉄鋼価格が下落していることから、CSCの鉄鋼価格が6四半期ぶりに下落すると予想した。ただ、CSCが値崩れ防止の観点から価格をいったん据え置いた上で、毎月調整を行う方式も考えられるとした。
宝山鋼鉄は先ごろ、12月の熱延鋼板の価格を1トン当たり200人民元(約3,250円)引き下げた。FHSも12月の熱延鋼板取引価格を40米ドル引き下げ、530米ドルとした。CSCの熱延鋼板価格は現在580~620米ドルで、国際相場と開きがある。
CSCは輸出分を除く来年第1四半期の需要は約180万トンで、前年同期並みとなっており、需要は減少しておらず、市況に変化があったとしても、鉄鋼価格は値崩れしないとの見通しを示している。
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