ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

原材料急騰、化学繊維メーカーが減産


ニュース その他製造 作成日:2008年6月11日_記事番号:T00008057

原材料急騰、化学繊維メーカーが減産


 原材料の急騰と需要の低迷を受け、遠東紡織(ファーイースタン・テキスタイル)、南亜塑膠工業(南亜プラスチック)、宏洲化学工業、中国人造繊維(CMFC)、中興紡織廠は、定期検査を名目に相次いで大規模な減産に入った。減産幅は20~50%に達し、一部工場は全面的に操業を中止した。今月中旬以降、減産幅はさらに拡大する見通しで、化繊業界は過去2年で最も厳しい状況に追い込まれそうだ。11日付経済日報が伝えた。

 各社が減産に踏み切ったのは、原材料となるパラキシレン、エチレンなどの相場が急騰しているほか、需要も低迷していることが理由。電気料金の値上げ決定も追い打ちとなった。

 遠東紡織と台南紡織は既に20%の減産に踏み切っている。南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)も稼働率は50~60%にとどまっている。中興紡織廠は今週から日産200トンのポリエステル工場の操業を中止したほか、長繊維フィラメント糸も20%減産した。さらに市況が冷え込んだ場合には、全工場でポリマー生産を中止する構えだ。