ニュース 医薬 作成日:2018年11月26日_記事番号:T00080597
製薬大手のノバルティスはこのほど、台湾で販売する高血圧症治療薬「洛沙坦山徳士膜衣錠(50/12.5ミリグラム)」について、発がん性物質を含む原薬を使用している可能性があるとして、12月13日までに約8,000箱、22万4,000錠を自主回収すると発表した。24日付自由時報が報じた。
ノバルティスは先日、同社傘下のサンドが製造する高血圧症治療薬「ロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジド錠」が、中国の浙江華海薬業から調達した発がん性物質を含む原薬を使用しているとして、米食品医薬品局(FDA)から回収命令を受けていた。「洛沙坦山徳士膜衣錠」もサンドが製造しているため、ノバルティスは予防的措置として回収を決めた。
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の洪国登科長は、「洛沙坦山徳士膜衣錠」の主成分はロサルタンで、発がん性があるとされる物質「N-ニトロソジエチルアミン」を含んでいる可能性があると指摘。TFDAはあらゆるサルタン系医薬品の検査を行っており、結果が順次明らかになると説明した。
台湾では今年、発がん性があるとされる物質を含む原薬を使用した医薬品の回収が相次いでいる。
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