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台湾との都市交流拡大を歓迎=中国国台弁


ニュース 政治 作成日:2018年11月26日_記事番号:T00080608

台湾との都市交流拡大を歓迎=中国国台弁

 中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は25日未明、台湾の統一地方選で民進党が大敗したことを受け、コメントを出し、台湾との都市交流拡大を歓迎する立場を表明した。26日付聯合報が伝えた。

 馬報道官は「両岸(中台)関係や両岸都市交流の性質に正確な認識を持つ基礎の上で、われわれは台湾のさらに多くの県市が両岸都市交流協力に参加することを歓迎する」とした。

 馬報道官は選挙結果について、「台湾の民衆が両岸関係の平和的発展によるメリットを引き続き享受することや経済民生の改善を強く望んでいることを反映したものだ」とし、中台間の1992年の共通認識(92共識)を堅持し、台湾独立勢力に断固反対していく立場を重ねて強調した。

 国台弁によるコメントは、「92共識」を支持する台湾の地方首長とは交流を進めるという意向を表明したものと言える。中国は近く、79年1月の「台湾同胞に告げる書」発表から40周年を迎えるのに際し、中国在住の台湾住民に対する優遇策拡大など新たな台湾政策を発表する見通しだ。

 今回の選挙の当選者からも既に呼応する声が上がっている。高雄市長選で当選した韓国瑜氏(国民党)は「両岸問題への態度はすなわち92共識であり、就任後は両岸作業小委員会を発足させる」と発言した。

 台北市政府は現時点でコメントしていないが、柯文哲市長の1期目任期が終了する前の来月にも上海市との都市フォーラムの再開を目指すもようだ。