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中華汽車総経理、行政院長の省エネ策に反論


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年6月11日_記事番号:T00008062

中華汽車総経理、行政院長の省エネ策に反論


 中華汽車の厳凱泰総経理は10日、劉兆玄行政院長が省エネ対策として、政府内で旧型車の乗りつぶしを提唱していることについて、「新車を購入したほうがガソリン消費量は少ない」と反論した。11日付経済日報が伝えた。

 劉行政院長は排気量3,000ccの新車に乗らず、既に生産停止になっている裕隆日産のセフィーロ(同2,000cc)に乗り続けている。

 厳総経理は「技術の進歩により、現在の3,000cc車は10年前の2,000cc車より燃費が良い。劉院長が省エネと環境保護を目指すならば、車齢が新しい3,000cc車に乗るべきだ」と指摘した。厳総経理の発言は、ガソリン価格の上昇で自動車販売にブレーキがかかる中、政府高官の発言が新車販売の不振に拍車を掛けることへの警戒感が背景にある。

 「高速鉄道のほうが割安」との指摘についても、同社は「一家4人で台北から台南に出かける場合、高速鉄道より5,700台湾元(約2万円)も安い」と指摘した。