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食品の硬さ表示義務化へ、高齢者の誤嚥事故防止


ニュース 食品 作成日:2018年11月29日_記事番号:T00080678

食品の硬さ表示義務化へ、高齢者の誤嚥事故防止

 65歳以上の台湾人の約1割が咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)困難を抱えていることを受け、衛生福利部国民健康署(国健署)は6種類の食品について硬さで7等級に分け、早ければ来年にも容器包装への表示を義務付けることを検討している。29日付聯合報が報じた。

 対象となる食品は▽穀物▽野菜▽果物▽豆・魚・卵・肉▽乳製品▽油脂・種実──の6種類。第1級の「粘度の低い流動食」から第7級の「かみやすい普通食」までの等級を明示することで、高齢者が自身の咀嚼能力に合った食品を選べるようにし、誤嚥(ごえん)事故の防止につなげる。

 国健署・社区健康組の林莉茹組長は、咀嚼、嚥下困難を抱える高齢者が病院で咀嚼能力を同じく7等級で認定してもらえるようにし、栄養士も高齢者の咀嚼能力に合った食品を推奨できるようになると説明した。