ニュース 商業・サービス 作成日:2018年11月29日_記事番号:T00080681
高雄市長に国民党の韓国瑜氏が当選したことを受け、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は28日、「大陸(中国)の旅行業者が既に高雄へのツアーを組んだ。これは良いスタートだ」と述べた上で、「高雄を含む台湾の多くの県市が両岸(中台)都市交流に参加することを歓迎する」と呼び掛けた。中台間の1992年の共通認識(92共識)を支持し、中台交流に積極的な韓氏との「相思相愛」ぶりをアピールした格好だ。29日付経済日報が伝えた。
国台弁の馬報道官。国民党大勝後の台湾の状況については「引き続き観察が必要」ともコメントした(28日=中央社)
韓氏も「どの都市から来る人であれ、高雄に来たならば、両手を広げて歓迎する。就任後には高雄市民に対し、質の高いサービスの提供を呼び掛けたい。観光を一過性のものにしてはならない」と応じた。
交通部観光局の統計によれば、今年1~10月に台湾を訪れた中国人観光客は前年同期比0.67%増の225万5,000人だった。11月は統一地方選挙の影響でやや減少したが、選挙後のムード好転を受け、通年では前年並みの260万~270万人の訪台を見込む。民進党政権発足以降伸び悩む中国人客の出足には、中国政府のツアー旅行規制なども深く関係しており、今後の中国政府の出方が注目される。
大陸委員会(陸委会)は28日、中国人観光客を歓迎する立場には変わりがないとし、中国人の台湾旅行に関する規制の追加緩和を検討していることを明らかにした。具体的には経済能力証明や、旅行会社のツアー受け入れ資格、保証金などが緩和対象となる見通しだ。
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