ニュース 電子 作成日:2018年11月30日_記事番号:T00080699
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は29日、米アップルのスマートフォンiPhone新機種の売れ行きが予想を下回っているとして、第4四半期の世界スマホ生産台数は3億8,000万台で前期比横ばいになると予測した。30日付自由時報などが報じた。
トレンドフォースの黄郁琁アナリストは、アップルのiPhone新機種のうち、iPhone XS(テン・エス)シリーズは予想以上に高価格だったため、消費者の購買意欲が減退し、iPhone XR(テン・アール)は米中貿易戦争の影響で米ドル高となったため、米国以外での販売に響いていると指摘した。
トレンドフォースの予測によると、アップルの第4四半期のスマホ生産台数は7,600万台で、サムスン電子の7,500万台をわずかに上回り、辛うじて世界首位となる見通しだ。アップルは例年、第4四半期のスマホ生産台数でサムスンを大幅に上回っていた。
なお、アップルの製品マーケティング担当副社長であるグレッグ・ジョズウィアック氏は、iPhone XRは10月末の発売以降、iPhone全機種の中で最も売れていると述べた。
この他、トランプ米大統領が26日、アップルのiPhoneなど中国で生産されるスマホやノートパソコンに対し、10%の追加関税を課すとの見通しを語ったことを受け、iPhone値上げの可能性が指摘されているが、業界アナリストは、アップルがiPhone生産ラインを米国に移転した場合、販売価格が20~30%上昇するため、米国への生産移転はないと予想した。
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