ニュース 電子 作成日:2018年11月30日_記事番号:T00080700
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)傘下の健康医療事業部「DeepQ」は29日、台北医学大学と提携し、世界最大規模のバーチャルリアリティー(VR)技術を活用した解剖学教室を開設したと発表した。同大学ではVR対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「VIVE Pro」10台、解剖学教育用ソフト「3D Organon VR」を導入し、300人が同時利用可能な没入型の学習環境を構築した。30日付経済日報が報じた。
VR学習で、人体の構造を4,000個以上のパーツに分けて体験できる(DeepQリリースより)
DeepQの張智威総経理は、VR技術は解剖学の立体可視化を実現し、全く新しい教育方式を確立した上、学習にスピードアップをもたらしたと強調。今後は教育だけでなく、患者とのコミュニケーションなどにも応用が見込めると語った。DeepQは台北医学大学以外にも多くの教育機関とVR技術の導入について交渉を進めているという。
またHTCは現在、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)に医療機材の取り扱いに関するライセンスを申請しており、来年にも認可を取得し、高度医療機関へのVR技術導入を進めたい考えだ。
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