ニュース 政治 作成日:2018年11月30日_記事番号:T00080717
統一地方選で民進党が中南部の農業県で敗北を喫した後、民進党から「戦犯」扱いされていた農産物市場運営会社、台北農産運銷(北農、TAPMC)の呉音寧総経理が行政院と台北市政府による調整の末、29日に解任された。行政院農業委員会(農委会)は、後任人事を台北市政府と協議する方針だ。30日付蘋果日報が伝えた。
呉氏の北農総経理としての評価は芳しくなかったが、彼女を選んだ民進党の判断が意外な結果に結び付いたもので、彼女を「戦犯」扱いするのは不当だろう(29日=中央社)
北農の総経理は、高雄市長選で当選した国民党の韓国瑜氏が務めていたポストだ。政界で農民票の「集票マシン」と目され、人選をめぐり、民進党政権と台北市政府が駆け引きを繰り広げてきた経緯がある。
韓氏は民進党の圧力で北農総経理を追われた後、高雄市長選に出馬し、「韓流」と呼ばれた旋風を巻き起こして当選した。このため、民進党は「市場を争って、天下を失った」と皮肉られ、当初は民進党によって送り込まれた呉総経理も「韓氏を支持した」などとして、矢面に立たされた。
最後まで解任に反発した呉総経理は、記者会見で「デマだらけだ」と反発。最後に「大家加油(みんな頑張れ)」と叫んで、同社を後にした。
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