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中華映管、フレキシブルディスプレイに進出へ


ニュース 電子 作成日:2008年6月11日_記事番号:T00008072

中華映管、フレキシブルディスプレイに進出へ

 
 中華映管(CPT)は、このほど工業技術研究院(工研院)が実施した「有機薄膜トランジスタ(OTFT)計画優先参入特許ライセンス供与」の入札で落札に成功し、工研院が持つ100以上の特許のライセンス供与を独占的に受けられることになった。中華映管は10日、ライセンス契約の締結を発表し、今後工研院が開発したOTFTと、中華映管が持つOLED(有機発光ダイオード)技術の結合を進め、フレキシブルディスプレイ市場への参入を目指すとの考えを示した。11日付経済日報が報じた。

 中華映管によると、OTFT-OLED技術は、▽自ら発光性を備える▽色域が広い▽視角制限がない▽省電力▽超薄型▽簡素な構造──などの利点を持ち、将来フレキシブルディスプレイとの組み合わせにおける潜在力を最も秘めた技術とされる。

 中華映管では、OTFTとOLEDの製造プロセスは技術の相似性が高く、低コストで量産できるとしており、この技術の応用により、現在平面に限られているディスプレイの外観で多様化が進むとの見方を示した。