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鴻海傘下の京鼎精密、南京で半導体設備生産へ


ニュース 電子 作成日:2018年12月3日_記事番号:T00080723

鴻海傘下の京鼎精密、南京で半導体設備生産へ

 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の半導体設備メーカー、京鼎精密科技(フォックスセミコン・インテグレーテッド・テクノロジー、fiti)は11月28日、中国江蘇省の南京市政府と、同市の浦口経済開発区に生産拠点を設ける計画に調印した。投資額は20億元人民元(約330億円)。第1期は2019年3月に着工し、19年末までの完成、稼働を目指す。中国メディアの報道を基に自由時報電子版などが報じた。

 報道によると、敷地面積は426.5畝(約28万4,000平方メートル)、建築面積は39万平方メートル。半導体のスマート製造向けハイエンド設備などを生産する他、設備や部品の研究開発(R&D)を行う。

 浦口経済開発区には、ファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)の日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)が進出している。

 鴻海は8月中旬に中国広東省の珠海市政府と、半導体業に関する戦略提携を締結。9月末には中国山東省の済南市政府と、37億5,000万人民元規模の産業ファンド「済南富傑産業基金」を設立する協定に調印した。済南市で半導体メーカー6社を育成する計画だ。