ニュース 電子 作成日:2018年12月3日_記事番号:T00080727
電子機器受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)はこのほど、これまで中国の成都市(四川省)と重慶市を主要拠点としてきたノートパソコンの生産の一部を、フィリピンに移転するとの方針を示した。業界では、PC世界最大手ブランドの米HPが米中貿易戦争の影響を受け、長期的にみて中国での生産が不利に働く可能性があるとの認識から、ウィストロンにフィリピンでの生産を委託したとみられている。観測によると同国工場では2019年5月に生産を開始、出荷は年間1,000万台に達し、HP総出荷台数の25%に及ぶと予想されている。3日付経済日報が報じた。
台湾の受託メーカーについては最近、中国から工場を移転させるとの観測が出ているが、具体的な動きが報じられたのはウィストロンが初めて。観測によると、ウィストロンはフィリピンのスービック湾工場の生産能力拡充を計画しており、既に設備の搬入を終えた。中国からの移転を最もハイペースで進めていることから、HPは同社への受注増を決めたとされる。なおフィリピン工場ではデスクトップPCも生産するとみられる。
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