ニュース 医薬 作成日:2018年12月3日_記事番号:T00080729
ワクチン大手の高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジック)は30日、新竹生物医学園区(新竹県竹北市)の生物製剤工場が、細胞培養ワクチン分野でPIC/S(医薬品査定協定および医薬品査察共同スキーム)のGMP(適正製造規範)認証を取得し、世界で初めてエンテロウイルス(EV)感染症用ワクチンの量産体制を整えたと発表した。アジア地域で年間600億台湾元(約2,200億円)規模の市場を狙う。1日付工商時報が伝えた。
新竹生物医学園区の工場は、最新の細胞培養技術プラットフォームを備え、ワクチンの原液生産と無菌状態での充塡(じゅうてん)を行うことができ、年間500万本の生産を見込む。
メディゲンは現在、EV感染症用ワクチンの第3相臨床試験を行う他、H7N9型鳥インフルエンザワクチン、デング熱ワクチンなども第3相臨床試験に入る準備を整えた段階だ。
特にEV感染症用ワクチンは今後、中国市場で年間3,400万本の需要が見込まれている。中国では最近、ワクチンの品質問題が社会問題化し、メディゲンは今年10月、中国の海王集団とEV感染症用ワクチンの認可取得と販売に向けた戦略提携を結んでいる。
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