ニュース 公益 作成日:2018年12月3日_記事番号:T00080736
行政院原子能(原子力)委員会(原能会)は30日、保守点検を終えた台湾電力(台電、TPC)の第2原子力発電所(新北市万里区)1号機の再稼働を認可した。冬季の間、原発少なくとも3基を運転し、電力供給の安定に努める。1日付工商時報などが報じた。
第1原発。退役計画は25年間、4段階で進められる(2日=中央社)
現在、原発は2カ所の原子炉計4基が通常運転を行っている。来年夏の電力消費のピーク前にTPCは、▽第2原発1号機▽第3原発(屏東県恒春鎮)2号機▽第2原発2号機──に交代で保守点検を行う計画で、第2原発1号機は10月から点検作業に入っていた。
今週は第3原発2号機が保守点検に入る。この間は▽第2原発1号機▽2号機▽第3原発1号機──の原子炉3基が稼働し、合計発電能力は292万キロワット(kW)、ピーク時の発電量の10%に貢献する。
一方、1978年12月に運転を開始した台湾初の原発、第1原発(新北市石門区)1号機は、今週5日に稼働許可の期限を迎え退役する。台湾で原発の原子炉が退役するのは同機が初めて。第1原発は蒋経国総統時代の重要インフラ「十大建設」の一つに位置付けられ、高度成長時代から現在に至るまでの電力供給を支えてきた。
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