ニュース 社会 作成日:2018年12月4日_記事番号:T00080768
新北市板橋区のドキュメンタリー映像作品専門映画館「府中15」では今月、オープン7周年を記念して、NHKで過去に放映された映像など、日本をテーマとする21作品を上映するイベントを開催している。
府中15の記者会見のもよう。ドキュメンタリーのほか、大みそかの31日から元日にかけては、『その男、凶暴につき』『HANA-BI』など北野武監督の4作品の上映を予定している(中央社)
「府中15」は台湾初のドキュメンタリー専門映画館として2011年12月3日にオープン。上映回数はこれまで5,000回以上、観覧者数は延べ33万人を超えた。今回、7周年を記念して台湾の観衆に人気の高い日本関連の作品を一挙上映するイベントの開催を決定した。
初日となった今月1日には、浮世絵師・葛飾北斎が最晩年に描いた「幻の傑作」をよみがえらせるプロジェクトを追ったNHKのドキュメント作品『ロスト北斎』が上映され、上映後に制作を指揮したNHKの岡内秀明プロデューサーがステージに上がり、観客と交流した。岡内氏は「作品がきっかけとなり、台湾に来てみなさんに会えたことがうれしい」と語り、「ここ(府中15)ではさまざまな国のドキュメンタリー作品を鑑賞することができ、本当にすばらしい」とたたえた。
『ロスト北斎』はあす5日にも上映されるほか、NHK作品としては『祇園・女たちの物語』(16日、29日上映)、『人生の終(しま)い方』(23日、29日上映)、『廃墟』(23日、29日上映)──の上映が予定されている。同4作品は無料で鑑賞できるが入場には整理券が必要だ。
このほか同映画館では今月、プロの創作和太鼓集団・鬼太鼓座を追った『ざ・鬼太鼓座』(加藤泰監督、8日上映)、日本の前衛彫刻家、草間彌生を描いたドキュメンタリー映画『クサマ:インフィニティー』(ヘザー・レンズ監督、28日、29日上映)、新宿・歌舞伎町で働く台湾人の姿を記録した『新宿駅,東口以東』(朱詩倩、楊力州監督、9日上映)など世界各国で制作された日本をテーマとするドキュメンタリー作品が一挙に上映される。
日本でも映画館での鑑賞が難しい作品が数多く上映されるため、この機会に足を運んでみてはいかがだろう。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722