ニュース 電子 作成日:2018年12月6日_記事番号:T00080804
液晶パネル業者によると、サムスンディスプレイ(SDC)は来年6~7月に韓国・忠清南道湯井にある第8.5世代液晶パネル生産ライン「L8-1」を閉鎖し、量子ドット有機EL(QD-OLED)パネル生産への切り替えを開始するもようだ。「L8-1」閉鎖により、SDCのテレビ用パネル出荷は約1,000万枚減少すると予想されており、供給過剰が緩和するとの安堵(あんど)感が業界に広がっている。6日付電子時報が報じた。
「L8-1」の月産能力は約20万枚(ガラス基板投入枚数)で、主に49、55インチのテレビ用パネルを生産している。SDCの2018年のテレビ用パネル出荷枚数は3,800万~3,900万に達する見通しだが、「L8-1」閉鎖により19年は約2,950万枚への減少が予想されている。新設するQD-OLEDパネル生産ラインの月産能力は16万~18万枚(ガラス基板投入枚数)の見通しだ。
パネル業界では、中国の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)が今年第2四半期に世界初の第10.5世代工場を本格稼働させ、来年は中国の深圳市華星光電技術(CSOT)が第11世代工場、鴻海精密工業傘下の堺ディスプレイプロダクト(SDP)が第10.5世代工場を稼働する予定で、今後3年間は供給過剰の深刻化が予想されている。
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