ニュース 運輸 作成日:2018年12月6日_記事番号:T00080815
18人が死亡した台湾鉄路(台鉄)の特急列車プユマ(普悠瑪)号脱線事故について、ブレーキに圧縮空気を送るエアコンプレッサーの故障が事故の間接要因になったとされる中、台鉄は5日、プユマ号のエアコンプレッサーには▽異常音▽中空糸膜フィルターからの空気漏れ▽潤滑油の異常消耗▽過熱──の問題があったと初めて認め、製造元の日本車両製造と保証期間4年間の再設定を求めて交渉していると明らかにした。6日付蘋果日報が報じた。
行政院の事故調査委員会が先月公表した報告によると、脱線事故の直接的な原因は時速140キロメートル以上で急カーブに進入したこととされたが、事故列車はエアコンプレッサーに異常が生じており、動力が切断される異常が計10回発生していた。このことが、臨時停車時に速度超過時に自動でブレーキを動作させる自動列車防護装置(ATP)を運転士がオフにしたことにつながった。
蘋果日報はこの他、プユマ号の座席が床のみに固定され、固定部の厚さがわずか2センチメートルだったことが設計図から明らかになり、事故発生時の衝撃で座席が床から外れ多くの死傷者が出る原因となった可能性があると伝えた。台鉄は、プユマ号は第三者機関による衝撃テストに合格しているとして否定した。
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