ニュース 電子 作成日:2018年12月7日_記事番号:T00080825
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家総裁は6日、南部科学工業園区(南科)に8インチウエハー工場を建設すると明らかにした。顧客の特殊用途の需要に応えることが目的という。TSMCによる8インチ工場建設は、中国・上海市松江区の8インチ工場が完成した2003年以来となる。7日付経済日報が報じた。
魏総裁。TSMCは今後数年、5~10%の売上高成長を継続できると自信を示している(6日=中央社)
魏総裁は投資額と完成予定時期については明らかにしなかった。業界関係者は、投資額は500億台湾元(約1,830億円)以上と予想した。
TSMCのサプライヤーは、8インチ工場の新設は主に、高圧プロセスで生産する車載用ICに対する強い需要に応えるためと指摘した。
幹部の社用車、トヨタに変更
なお日経アジアンレビューの報道によると、TSMCは来年の不況に備えたコスト削減措置として、副総経理クラスが使用する社用車をベンツ車からトヨタのカムリに変更した他、管理職に出張を減らすよう指示したもようだ。
ただ、同社法人・情報関係室の孫又文処長は6日、副総経理クラスの管理職が使用する社用車をベンツ車からカムリに変更したのは、張忠謀(モリス・チャン)前董事長が引退した今年6月以前であり、景気悪化を受けてコスト削減に着手したわけではないと強調した。
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