ニュース 石油・化学 作成日:2018年12月7日_記事番号:T00080830
台塑集団(台湾プラスチックグループ)が6日発表した主要4社の11月連結売上高は1,415億台湾元(約5,200億円)で、前月比6.6%減、前年同月比7.3%増だった。台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の林健男董事長は、米中貿易戦争、国際原油価格の大幅下落を受け、顧客の調達意欲が弱まっており、主要製品の販売価格が前月比2~19%下落したと指摘した。7日付経済日報などが報じた。
台塑の11月連結売上高は185億3,300万元で、前月比5.9%減、前年同月比0.5%減だった。南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)は前月比7.8%減、前年同月比7.4%減の253億7,400万元で、過去9カ月の最低だった。プリント基板(PCB)材料の銅箔(どうはく)基板(CCL)など電子材料の販売量が減少したためだ。
一方、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は335億9,200万元で、前月比6.9%減、前年同月比6.4%増だった。台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は640億1,800万元で、前月比6.2%減、前年同月比17.6%増だった。
主要4社はいずれも、12月の売上高は前月と同水準か減少、第4四半期は前期比減少と予測した。来年第1四半期は非需要期の上、春節(旧正月、2019年は2月5日)連休があり稼働日が少なく、さらに減少すると予想した。
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