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中銀総裁が成長鈍化に懸念、政策金利据え置き有力


ニュース 金融 作成日:2018年12月7日_記事番号:T00080838

中銀総裁が成長鈍化に懸念、政策金利据え置き有力

 中央銀行(中銀)の楊金龍総裁は6日、立法院財政委員会で米中貿易戦争が世界経済に与える影響に触れ、「主な経済予測機関によると、台湾の主な貿易相手国は、来年の経済成長が今年を下回る予想だ」と懸念を表明した。7日付経済日報が伝えた。

/date/2018/12/07/12cbc_2.jpg楊総裁(左)は米中貿易戦争の見通しについて、構造的な問題を含んでおり、集結までには少なくとも1~2年かかるとの見通しを示した(6日=中央社)

 中銀は金融政策決定会合に相当する第4四半期の理事監事連席会議を今月20日に開くが、市場関係者は中銀による経済成長率予測が下方修正され、政策金利が10四半期連続で1.375%に据え置かれる可能性が高いと受け止めている。

 中銀は9月に開いた第3四半期の理事監事連席会議で、台湾の今年の経済成長率予測値を2.73%に引き上げる一方、来年については2.48%に引き下げていた。楊総裁は下方修正の可能性については触れず、「会議での決議に委ねられる」と強調した。