ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

蔡総統、党内闘争説を否定


ニュース 政治 作成日:2018年12月7日_記事番号:T00080841

蔡総統、党内闘争説を否定

 蔡英文総統は6日、総統府の廊下で記者会見を開き、頼清徳行政院長が来年1月に辞任するとの説や、党内最大派閥の新潮流系から次期総統選挙で再選を目指すことを断念するよう求められたとの説を否定した。統一地方選後に辞意が伝えられた頼行政院長と陳菊総統府秘書長については、自身を含む3人の意思疎通は良好で、全員が党と施政の成功に信念を持っていると強調した。7日付自由時報が報じた。

/date/2018/12/07/17tsai_2.jpg蔡総統は民主政治は宮廷ドラマのシナリオとは異なると述べ、党内闘争説を一蹴した(6日=中央社)

 頼行政院長については先日、民進党新潮流系に属する段宜康立法委員が、来年1月に2019年度総予算案が立法院で可決された後に辞任するとの見方を示したことで、頼行政院長も所属する新潮流系が蔡総統と一線を画し、次期総統選への立候補を断念するよう求めたとの観測が出ていた。蔡総統は「闘争は問題を解決する薬では絶対になく、毒薬でさえある」と指摘した。

 なお、党幹部によると、頼行政院長は蔡総統からの強い留任要請を受けて、辞任しない確率が高まっているという。

 一方、次期総統選挙の候補者人選について質問を受けた鄭文燦桃園市長は同日、「前半をうまくやれなかった以上、後半はチームを調整してうまくやらねばならないが、リーダーはやはり蔡総統だ」と述べ、蔡総統が総統再選を目指すべきとの考えを示唆した。