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慶豊銀、ベトナム支店の売却中止


ニュース 金融 作成日:2008年6月12日_記事番号:T00008085

慶豊銀、ベトナム支店の売却中止

 
 慶豊商業銀行は11日までに、5月末に実施を予告したベトナム営業拠点の売却入札を中止すると発表した。理由については明らかにしていない。12日付工商時報が伝えた。

 同行は財務体質の改善に向け、ベトナムのハノイ支店とホーチミン支店の売却を計画していた。当初は今月6日から金融機関による入札を受け付け、買収前に資産を精査してもらうデュー・デリジェンスの手続きを行う予定だった。両支店の2007年の収益額は1億2,400万台湾元(約4億4,000万円)で、今年1~3月期も700万元の利益を計上していた。

 台湾企業の多いベトナム市場には高い関心が持たれている上、金融機関がベトナムに新規に支店を開設するには審査手続きに時間がかかるため、慶豊銀の支店売却は注目を集めるとみられていた。しかし、市場では、実際に関心を示した金融機関が、期待に反して少なかったことが入札中止の原因ではないかとの見方が広がっている。