ニュース 石油・化学 作成日:2018年12月10日_記事番号:T00080858
9日午後1時25分ごろ、高雄市の林園石化工業区に電力を供給する台湾電力(台電、TPC)の変電所の設備が故障した影響で、同区で停電が発生し、石化メーカー10社の工場の生産ラインが停止した。電力供給は同日午後3時に回復したが、一部の工場では復旧作業が続いている。停電による損失額は数百万台湾元(1元=約3.64円)から数千万元と推定されている。10日付経済日報が報じた。
生産ラインが停止したのは▽亜洲聚合(アジア・ポリマー、APC)▽東聯化学(OUCC)▽台達化学工業(TTC)▽信昌化学工業(TPCC)▽台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー)▽国際中橡投資(CSRC)▽李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)▽南帝化学工業(ナンテックス・インダストリー)▽和益化学工業(FUCC)▽コベストロ──。
APCは、9日午後4時以降に▽低密度ポリエチレン(LDPE)の生産ライン(年産能力3万7,000トン)▽エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)の生産ライン(年産能力3万3,000トン)▽LDPEとEVAの生産を相互に切り替え可能な生産ライン2本──が相次いで復旧したと説明した。
OUCCは、▽エチレンオキシド▽エタノールアミン▽炭酸エチレン▽エチレングリコール(EG)──などの生産ラインは10日に復旧する予定と説明した。
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