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作成日：2008年6月12日_記事番号：T00008087
第一商銀、三井住友銀との戦略提携を評価
第一金融控股の張兆順董事長は11日、傘下の第一商業銀行が三井住友銀行（奥正之頭取）と昨年12月に結んだ戦略提携に対し、一定の成果が出ていると評価した。中国の台湾企業に対し、三井住友銀の中国の支店から人民元で運転資金を融資したり、第一商銀が香港など海外のシンジケートローンに参加したという。12日付経済日報が報じた。
張同社董事長はまた、今後中国での支店設立が開放されたら、「必ず設立する」という意欲をみせた。
両行は先週、提携後初めてとなる提携効果についての検討会議を行った。第一商銀の周伯蕉副総経理は、これまで台湾に進出する日系企業は日系の銀行と取引する傾向にあったが、この提携により、日系企業や日本人の個人顧客も獲得したという成果も指摘した。
