ニュース 電子 作成日:2018年12月11日_記事番号:T00080875
台湾大学人工知能(AI)センターの研究チームとIC設計の義隆電子(ELANマイクロエレクトロニクス)は、AI技術によって交差点の交通量などを把握し、交通状況に応じて信号機の表示タイミングを最適化するソリューションを開発した。11日付自由時報が報じた。
台湾大学AIセンターの廖弘源教授によると、同ソリューションは交差点に設置した360度視野の魚眼レンズカメラで交通量、車・バイクの車種、走行方向を把握し、信号機の最適な信号切り替えタイミングを検出することで渋滞解消に役立てる。新竹県竹北市から新竹科学工業園区(竹科)までの路線で実験したところ、車の所要時間を通常の16分から6分へと約62%短縮することができた。
ELAN傘下の一碩科技の連仲祺副総経理は、既に新竹、高雄市、台南市、嘉義県やフィリピンの幹線道路で採用されている他、タイの交通当局も採用する計画と明らかにした。
陽明大学とエイサー、自動運転車で提携
一方、陽明大学は10日、宏碁(エイサー)と共同で、自動運転車の搭乗者の心拍数や血圧などの生体情報をモニタリングし、安全な運転と快適な乗り心地を実現する技術開発を進めると発表した。エイサーは9月に、自動車大手の裕隆集団と共同開発した台湾初となる自動運転のコンセプトカーを発表している。
陽明大学は医療分野の強みを生かして、エイサーの自動運転用インターフェースの最適化に協力する(10日=中央社)
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