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中国でiPhone販売差止、台湾サプライヤーに影響懸念


ニュース 電子 作成日:2018年12月11日_記事番号:T00080882

中国でiPhone販売差止、台湾サプライヤーに影響懸念

 米クアルコムは10日、特許を侵害されたとして米アップルのスマートフォン「iPhone」旧機種の中国での販売差し止めを求めていた訴訟で、福州市中級人民法院がクアルコムの請求を認めたと発表した。iPhone全体の出荷台数が落ち込み、台湾積体電路製造(TSMC)や大立光電(ラーガン・プレシジョン)など台湾のサプライヤーが影響を受けると懸念されている。11日付経済日報が報じた。

 販売差し止めの対象は▽iPhoneX(テン)▽iPhone8/8プラス▽iPhone7/7プラス▽iPhone6s/6sプラス──。

 中国ではアップルが今年発売したiPhone XS(テン・エス)シリーズとiPhone XR(テン・アール)の価格が高いことから、値下げした旧機種の需要が高まっていた。

 米国企業同士の訴訟ではあるが、中国はiPhone旧機種を販売禁止にすることで、米国に対して、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)が逮捕されたことへの対抗措置を取ったとの見方も出ている。