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ベンツ台湾、並行輸入車に宣戦布告


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2018年12月11日_記事番号:T00080886

ベンツ台湾、並行輸入車に宣戦布告

 台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)はこのほど、台湾市場で販売される並行輸入車について、完全なサービスを受けることができない上、100%が海外で登録済みの中古車で、正規代理店が精選した中古車価格より販売価格が高いと指摘した。11日付工商時報が報じた。

 ベンツ台湾は、いかなる国においても登録していない新車を別の国に転売することはないため、並行輸入車は全て中古車と説明。また、台湾で販売される並行輸入車の多くは車齢2~5年で販売価格は正規代理店の中古車と大差なく、車齢1年以内の「新古車」の場合は割高なケースもあると強調し、代理店を通じて購入するよう呼び掛けた。

 近年、ベンツは台湾で急速に売り上げを伸ばしており、昨年の新車販売台数は過去最高の2万8,000台と、BMWを約1万台上回った。ただ、業界ではベンツの販売台数については、中古車であっても台湾に輸入されれば「新車」として登録される並行輸入車が30%以上を占め、正確ではないと指摘する声も上がっている。