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記事番号:T00080900
2018年12月12日15:44

 富邦集団は11日、台北市の信義計画区に最高級ホテル「ローズウッド台北」を建設すると発表した。外国人客の安定成長を見込み、宿泊料金1泊1万台湾元(約3万7,000円)からで客室数218室、2024年開業を目指す。高級ホテルがひしめく信義区で競争激化が予想される。12日付工商時報などが報じた。

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 ローズウッド台北は、スイートルーム27室を含む218室の計画。富邦集団傘下の富邦旅館管理が香港の新世界発展傘下ローズウッド・ホテルグループと契約を締結しており、運営を担う。富邦旅館管理の黄絢霞副総経理は、台北市信義区と大安区の高級ホテルの第4四半期客室稼働率は平均90%に達しており、平均客室単価も高いと、期待感を示した。富邦旅館管理にとっては、16年に開業した自社ブランドの「富芸旅台北大安(フォリオホテル大安台北)」に続くホテル事業だ。投資額は未定。

 ローズウッド台北の建設地は、台北101ビルや台北世界貿易センター(TWTC)、台北国際会議センターに近い、信義計画区D1区画2,546坪の1,553坪。うち60坪を富邦集団が12年に6億台湾元(約22億円)、1坪当たり929万元で取得し、一時は市民農園として利用されていたため、同区画は「台湾で最も高価な野菜畑」と称されていた。現在はアディダスが借り受け、バスケットボールコートを設置しており、「台湾で最も高価なバスケットボールコート」といわれている。

 黄副総経理は、当初ローズウッド出店を計画していた信義計画区A25区画には、高級オフィスビル「富邦信義A25総部」を建設すると説明した。富邦信義A25総部は20年完成予定。地上54階建てで信義計画区で2番目に高い高層ビルとなり、富邦金融控股の新本部も入居する計画だ。

ハイアットも2軒新設

 信義計画区は、90年開業の台北君悦酒店(グランドハイアット台北)の他、近年▽台北W飯店▽台北寒舎艾美酒店(ル・メリディアン台北)▽寒舎艾麗酒店(ハンブル・ハウス台北)──など高級ホテルが続々と進出し、激戦区となっている。20年完成予定の地上46階建ての高層ビル「台北スカイタワー(TST)」には、ハイアットホテルズアンドリゾーツの最高級ブランド「パークハイアット」と高級ブランド「アンダーズ」が入居する予定だ。

 総合不動産サービス、第一太平戴維斯(サヴィルズ台湾)の丁玟甄協理は、台北市では今後5年でホテル約24軒が開業し、客室数は4,000室以上、10%増えるとの予測を示した。

【表】

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