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18年半導体設備販売額、初めて中国下回る=SEMI予測【表】


ニュース 電子 作成日:2018年12月12日_記事番号:T00080903

18年半導体設備販売額、初めて中国下回る=SEMI予測【表】

 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が11日発表したレポートによると、台湾の半導体製造装置の2018年販売額は101億1,000万米ドルと前年比12%減少し、初めて中国を下回り、国・地域別シェアで昨年の2位から3位に後退する見通しだ。12日付経済日報などが報じた。

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 半導体製造装置の18年世界販売額は620億9,000万米ドルと前年比9.7%増加し、過去最高を更新する見通しだ。このうち韓国は171億1,000万米ドル(4.6%減)と2年連続で首位となり、中国は128億2,000万米ドル(56%増)で昨年の3位から2位に浮上するとの予測だ。

 SEMIは、半導体製造装置の19年世界販売額は595億8,000万米ドルと前年比4%減少し、4年ぶりに前年割れとなると予測した。▽世界経済の鈍化▽米中貿易戦争の不確実性上昇▽第5世代移動通信(5G)サービス開始前のスマートフォン需要鈍化▽メモリー価格の下落──が影響するとの見方だ。

 背景には、中国のスマホメーカーの成長もある。市場調査会社、IDCの統計によると、第3四半期の世界スマホ組み立て(自社ブランド生産含む)で台湾勢は鴻海精密工業が2位、和碩聯合科技(ペガトロン)が5位となったが、英業達(インベンテック)は中国の受託メーカーに追い抜かれ、上位10位から外れた。