ニュース 電子 作成日:2018年12月12日_記事番号:T00080906
華碩電脳(ASUS)を率いる施崇棠(ジョニー・シー)董事長、曽鏘声(ジョナサン・ツァン)副董事長、沈振来(ジェリー・シェン)執行長の「3J」のうち、誰かが年末に異動するとの観測が業界で流れている。組織の大幅改変によって業績回復を狙うことが目的とされる。12日付経済日報が報じた。
ASUSは観測に対し、組織を再編する計画はあるものの、業界で伝えられる手法で進めることはないと表明した。同社は今年1~11月の売上高が3,579億台湾元(約1兆3,200億円)で前年同期比9.8%減。第1~3四半期純利益が70億5,000万元で前年同期比39%減と、減収減益に見舞われている。
ハイエンドスマホのブランド新設も
創立30周年を迎える来年は、ハイエンドスマートフォンの新ブランドを立ち上げるとの観測が出ている。アップルのiPhoneの販売が落ち込み、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が米中貿易戦争で失速する市場環境を好機と捉え、低価格帯のZenFoneとは異なるハイエンドブランドに注力するという。
沈執行長は先月の業績説明会で、ASUSのスマホは「付加価値」が重要と発言している。同社初のゲーミング(ゲーム用)スマホ「ROG Phone」のようにニッチ市場が必要で、マス市場での競争を回避する考えを表明した。
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