ニュース 商業・サービス 作成日:2018年12月12日_記事番号:T00080918
上海進出に当たって中国のインターネットユーザーから台湾独立を支持する立場ではないかと疑義が呈され、「中国人であることに誇りを感じる。1992年の共通認識(92共識)を支持する」との声明を発表した著名パン職人でベーカリーチェーン経営者の呉宝春氏は11日、高雄市の店舗前で釈明記者会見を開き、「自分は単なるパン職人だ。若者たちのためにさらに大きな市場を創造する責任がある。呉宝春はそれでも呉宝春だ」と発言した。12日付経済日報などが報じた。
韓次期市長(右)の立ち会いで釈明会見を行う呉氏(中)。ビジネスマンや芸能人などが「中国人」の表明を迫られるケースは今後も続くとみられる(11日=中央社)
同席した韓国瑜次期高雄市長は「政治を知らないパン職人が批判の風雨にさらされるのは妥当ではない。台湾の民衆とネットユーザーには彼を支持してもらいたい」と呉氏を擁護。「両岸(中台)間のイデオロギーを絶えず表明する必要はない。商売人は政治に関わり過ぎず、ビジネスでよい生活を生み出すことが正しい方向だ」と述べた。呉氏が置かれた立場に理解を示すとともに、次期市長として、イデオロギー問題によるビジネスへの影響を最小限に抑えたい意図があったとみられている。
記者会見には大勢の人だかりができた。中年の男性が「台湾人には気骨が必要だ」と呉氏を非難したのに対し、別の人が「蔡英文のイヌめ」と言い返し、警察官が衝突を懸念して男性を現場から立ち去らせる一幕もあった。
中国メディアの報道によると、上海市の呉宝春麦方店は、シンガポールのブレッドトークとの合弁で、呉宝春食品の出資比率は2割。
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