ニュース 運輸 作成日:2018年12月12日_記事番号:T00080919
長栄海運(エバーグリーン・マリン)は11日、高雄港に建設中の第7コンテナターミナルの5つの埠頭(ふとう)の賃貸契約を港湾運営会社の台湾港務(TIPC)と結んだ。契約期間は最長60年となり、開港以来の最長記録となる。長栄海運は100億台湾元(約370億円)を超える規模の設備投資を予定している。12日付経済日報が伝えた。
長栄海運の張董事長(左)とTIPCの呉宗栄董事長(右)が契約書を取り交わした(TIPCリリースより)
第7コンテナターミナルは420億元をかけて建設され、年間400万TEU(20フィート標準コンテナ換算)のコンテナ処理能力を備え、2万2,000TEUクラスの大型コンテナ船5隻が同時に停泊できる。2023年の全面供用開始後は、高雄港のコンテナ処理能力が大幅に向上し、現在の15位から世界10位圏への返り咲きも視野に入る。
長栄海運の張正鏞董事長は「新契約は双方にとって良いチャンスとなる、第7ターミナルは当社の重要な発展拠点となる。遠洋航路、地域航路で新船舶の投入計画があるが、よりよい埠頭設備との連携が必要だ」と述べた。
TIPCによると、第7ターミナルの5つの埠頭のうち、22年に2つ半、23年に残る2つ半が長栄海運の管理に移管される。
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