ニュース その他分野 作成日:2018年12月12日_記事番号:T00080921
カナダのフリーランド外相は現地時間7日、台湾と投資保護協定の締結交渉を行うことを検討していると発言した。台湾とカナダは13日に開く第14回経済貿易諮問会議で同協定の締結交渉問題を議題に含め、意見交換を行う。12日付自由時報が伝えた。
今回の発言は、カナダ政府が中国の通信設備大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)を拘束し、中国との関係がぎくしゃくする中で飛び出した。
台湾はカナダとの投資保護協定締結に重ねて意欲を示してきたが、カナダ政府はこれまで正式な反応を示していなかった。フリーランド外相は議会での答弁で、「(締結交渉開始を)検討している」と明言した。
フリーランド外相はまた、カナダ企業がウェブサイト上で台湾を中国の一部として扱う表記を強要された問題に関連し、カナダ政府の対台湾政策に変化があるのかとの質問を受けたのに対し、「カナダは台湾の民主を支持しており、一つの中国政策の枠組み内で台湾との貿易や人的交流を強化していく」と答えた。
フリーランド外相は「民間企業は自社のウェブサイトの内容に責任を持っている。カナダ外務省は中国が民間企業に干渉し、政治問題での立場表明を迫ったことについて、強い失望を中国政府関係者に表明した」と続けた。
台湾経済部は「双方が交渉開始の意向を抱いている。カナダも積極的に検討中としており、経済部としてはカナダ政府が前向きな意向を表明すると期待している」とコメントした。
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