ニュース 社会 作成日:2018年12月12日_記事番号:T00080924
衛生福利部疾病管制署(CDC)がフェイスブック(FB)上に開設した、伝染病予防に関する情報を提供するコミュニティーページ「1922防疫達人」に11月以降、伝染病ウイルスを擬人化したキャラクターが相次いで発表され、大きな反響を呼んでいる。
「デング熱」のキャラクター。熱帯・亜熱帯の病気というイメージとはギャップがあるところも人気の秘密か(CDCフェイスブックより)
同ページには11月15日、「新型のA型インフルエンザ(鳥インフルエンザ)」を、モデルのようなスーツ姿の男性に擬人化したキャラクターを中央に配置したファッション雑誌の表紙風の画像が投稿された。鳥インフルをイメージさせるためか、鳥のくちばし状のマスクを付け、右手をポケットに入れ、左手でジャケットを肩にかけるダンディーなポーズを決めており、背後には3羽の「鳥の精」が描かれ、雑誌のタイトルは「DISEASE(疾病)」となっている。
説明欄には身長185センチメートル、体重75キログラム、「人付き合いが悪く、極度のナルシストな性格」といったプロフィールのほか、「好きなもの:鳥、卵」、「嫌いなもの:石けん、マスク、注射」といったように鳥インフルの特徴を反映したキャラクター設定も記されている。
この「鳥インフルキャラ」が発表されるや、インターネット上でまたたく間に話題となり、「うちの疾管署はイケてるね!」「こんなかっこいい鳥インフルを見たことがある?」など高く評価するコメントが続々と寄せられた。
CDCの荘人祥副署長は同企画について、人間の細胞を擬人化して人気となり、衛生教育にも貢献した日本の漫画『はたらく細胞』にヒントを得てイラストレーターと協力して考案したと説明した。
その後、防疫達人では鳥インフルに続く第2弾として「DISEASE」11月29日号で、ヒップホップスタイルのファッションに身を包んだ少年キャラクターの「インフルエンザ」を発表。「おしゃべりで、人付き合いがよい、人混みや冬が好き」など、こちらもウイルスの特徴を生かしたキャラ設定だ。
「インフルエンザ」のキャラクター(CDCフェイスブックより)
今月6日には背中が大きく開いたセクシーな黒いドレスを着た女性キャラクター「デング熱」を発表。蚊によって媒介されるこの感染症の特徴を反映し、嫌いなものに蚊を捕食する「クモ、カエル」が含まれている。手には毒性のあるチョウセンアサガオの花を持っており、この病は命にかかわることもあるため、軽く見てはいけないとの警告を発している。
CDCでは今後、エンテロウイルスを原因とする感染症(腸病毒)など、3キャラクターを発表する予定で、どのような設定になるか楽しみだ。
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