ニュース 食品 作成日:2018年12月13日_記事番号:T00080939
UCC上島珈琲(本社・神戸市)は11日、雲林県の斗六工業区で新工場の完成式典を行った。来年1月に稼働する。雲林は「古坑コーヒー」で有名な産地で、台湾コーヒー市場の展望を好感して現地工場を設置した。聯合報などが報じた。
完成式典のもよう。産地に工場を設置するのは「カップから農園まで」の企業理念に基づいたものだ(雲林県政府リリースより)
工場の投資額は5億台湾元(約18億5,000万円)で、敷地面積は5,300平方メートル、4階建てのオフィス兼用ビルのうち工場階が2フロアを占める。建物の面積は3,200平方メートル。初年度の焙煎豆の生産能力は3,000トン。従業員は当初30人だが、今後80人規模拡大し、1日2~3交代のシフト制を導入する。
UCCは独自の焙煎機「AROMASTER(アロマスター)」を、主力工場の六甲アイランド工場に次いで世界で2番目に導入した。スチームと熱風で焙煎する「スチームロースト」と、焙煎直後の炒(い)り豆をマイナス2度に急速冷却する「アロマフリージング製法」などを組み合わせ、芳醇(ほうじゅん)な香りと雑味を抑えたクリアな味覚を提供する。
雲林県政府の鄭峰明建設処副処長は「UCCには地元のコーヒー産業、観光業と連携して、工場設置の効果を拡大させてほしい。雲林のコーヒーを世界に広めることも期待している」と語った。
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