ニュース 社会 作成日:2018年12月13日_記事番号:T00080950
2015年6月に八仙水上楽園(新北市八里区)で起きたカラーパウダーによる粉じん爆発事故で起訴されたイベント会社責任者、呂忠吉被告(45)に対する刑事裁判で、最高法院は12日、呂被告の上訴を棄却し、懲役5年の二審判決が確定した。13日付蘋果日報が伝えた。
懲役5年の判決が確定した呂被告。刑事裁判が一段落した一方、八仙水上楽園と呂被告に99億元の賠償を求める民事訴訟などが依然続いている(12日=中央社)
事故は死者15人、重傷358人、軽傷113人という大惨事となり、二審の台湾高等法院は今年5月、業務上過失致死傷の罪で最高刑となる懲役5年と罰金9万台湾元(約33万円)の判決を言い渡した。最高法院も二審の見解を維持し、上訴棄却で判決が確定した。
呂被告は一審判決で賠償計画を提示するなどと表明したが、その後何の対応も取らず、被害者の弁護団からは「最高刑に処するべきだ」との声が上がっていた。
民事部分では、犯罪被害者保護法に基づき、合計で5億元近い補償金が支出済みだ。刑事裁判の判決確定で呂被告に補償金を請求することになるが、呂被告には資産がないため、補償金は最終的に公費で賄われることになる見通しだ。
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