ニュース 電子 作成日:2018年12月14日_記事番号:T00080955
IC設計大手、聯発科技(メディアテック)は13日、中国深圳市で第2世代の人工知能(AI)用エンジン(APU)を搭載したミドルエンドスマートフォン向け新プロセッサー「ヘリオ(Helio)P90 」を発表した。ヘリオP90は12ナノメートル製造プロセスを採用しているが、演算速度はクアルコムや華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が今年投入した7ナノプロセスの旗艦製品を上回っていると強調。カメラと組み合わせることで人のポーズや動きの認識、追跡、分析が可能となり、拡張現実(AR)や複合現実(MR)技術の商用化を後押しすると見込まれる。14日付工商時報が報じた。
メディアテックによると、ヘリオP90の演算能力は1,127GMACs(1秒当たりの積和演算回数)と、従来製品「ヘリオP70」、「ヘリオP60」の4倍以上に向上した他、クアルコムが今年5月にリリースした「スナップドラゴン710」の614GMACsを大きく上回っており、限られたスマホの消費電力という条件下での複雑なAI処理を容易にし、かつバッテリーの寿命も延ばすことができるとうたう。
同製品を搭載した端末は、来年第1四半期に市場に登場する見通しだ。
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