ニュース 公益 作成日:2018年12月14日_記事番号:T00080972
洋上風力発電大手のデンマーク企業、エルステッドは13日、経済部が選定する出力900メガワット(MW)規模の洋上風力発電プロジェクトへの参入を目指すと発表し、資金計画を明らかにした。14日付経済日報が伝えた。
エルステッドのバウゼンバイン氏(左2)は、親会社が担保を提供するので、銀行にとってリスクが低いと述べた(13日=中央社)
それによると、設備投資費用は1,650億台湾元(約6,060億円)が見込まれるが、半分を自社資金、残る半分を親会社が担保を提供する形での借入金で賄う。融資は台湾銀行、国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)、BNPパリバが幹事行となり、5年間で250億元の融資枠の提供を受ける内容だ。また、来年には台湾元建てのグリーンボンドも発行する。
エルステッドはこれまでの無担保融資獲得方針を改め、担保融資を受け入れた。このため、協調融資(シンジケートローン)に参加する金融機関にとってはリスクが大幅に低下する。市場関係者は、エルステッドが年内に駆け込みで1キロワット時(kWh)5.8元台での売電契約を結ぶことを目指しているとみている。
エルステッド・アジア太平洋局長兼エルステッド台湾董事長のマティアス・バウゼンバイン氏は「電力事業の設立申請と売電契約の申請作業を行っており、年内にも売電契約を結びたい」と説明した。
バウゼンバイン氏はまた、洋上風力発電設備の地元生産化で、台湾企業100社以上に合計で450億元以上が発注され、1万2,000人分の雇用創出につながるとの見通しを示した。
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