ニュース 電子 作成日:2018年12月17日_記事番号:T00080984
アップル製品の動向分析で定評がある、中国の天風国際証券(TFインターナショナル・セキュリティーズ)の郭明錤アナリストは14日発表したレポートで、アップルのスマートフォンiPhoneの来年第1四半期の出荷予測を3,800万~4,200万台へと、11月当時の予測から約20%引き下げた。2回目の下方修正だ。スマホ用カメラレンズの大立光電(ラーガン・プレシジョン)など台湾サプライヤーの出荷減につながりそうだ。15日付経済日報などが報じた。
郭氏は、▽下位モデルのiPhone XR(テン・アール)の価格が高過ぎ販売が振るわず、来年第1四半期出荷は1,500万~2,000万台と従来予測を500万台下回る見通し▽旧世代機種の受注は増えているが、非需要期入りのためiPhone XRとiPhone XS(テン・エス)シリーズの販売不振をカバーできないこと──を理由に挙げた。
郭氏は、今年のiPhone出荷台数は2億500万~2億1,000万台と、前年の2億1,500万台より減少すると予測。来年の販売台数も、上半期に買い替えが進まず、前年比5~10%減の1億8,800万~1億9,300万台と予測し、2年連続の前年割れを見込む。
郭氏は一方、来年のiPhone平均販売価格(ASP)は上昇し、アップルのiPhone事業は増収と予測した。ファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)などは価格上昇や受注増加が見込めるものの、iPhone出荷台数の減少は大部分のサプライヤーにとって不利と指摘した。
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